交差点ですれ違った

ご無沙汰になってしまった。お久しぶりです。

最近またマッチングアプリを始めて、ひとり会ってきました。ひとつ歳下でIT関係の仕事をしている、ちょっとオタク気質なところがありそうな人。

 

結論、とても良かった。めちゃくちゃおしゃべりだけれども。「うるさいって言われる」と本人が言っていたが、本当にうるさかった(良い意味で)。

 

清澄白河のカフェ巡りをしようという所までは決まっていたけど、お互い事前に最初のカフェを提案することはせず「駅に着いたら連絡取り合いましょう」とだけメッセージを送り、当日を迎えた。正直「これは当日キャンセルになるな」と思っていた。だってメッセージの内容がどんどん薄くなっていっている気がしたからさあ…杞憂だったので良かった。

B2出口を出て、歩道に面したフェンスに寄りかかって相手の到着を待つ。会社の同期とも元彼とも、待ち合わせをしたことのある場所だった。しばらくするとそれっぽい人が近付いてきて無事合流。隅田川沿いのカフェへ向かって歩く。ここでは年齢、仕事、この後の予定、マネーフォワード、資産形成の話をするなどした。話の流れでうっかり苗字を言ってしまい、フルネームの確認をされる。相手のフルネームも教えてもらった。

 

目星を付けて向かった2つ目のカフェはお休みで、次に向かったブルーボトルは7組待ち。であればちょっと歩いて門前仲町駅近くのカフェへ行こうという話になった。実はこの人ラジオを録っているそうで、チャンネルを教えてもらう。「ひと月前に別れた元彼女の話題も出しているから、気にならなければ聞いてみてください」と言われたが、ノープロブレム。問題ないです、後で聞きます。二つ先の季節が恋しくなる話やYeYeのレコードの話なんかもした。

そして目的のカフェでちょうど空いていたテーブルに向かい合って座り、1時間ほど話をした。料理の話、土井先生の「料理と利他」の話、アマゾンの欲しいものリストの話、Kindle積読リストの話などなど。おすすめのYouTubeのチャンネルを送ってもらうという名目でLINE交換を提案され、自然な流れに「こやつ…やりよる……」と確信する。

 

と、ここまで聞いて皆さんお分かりだろうか、このサブカル感。とても居心地が良かった。相手がおしゃべりすぎて疲れた部分はあったものの(多分こちらは喋らなすぎた)、ちょっと適当なところがある人だからか気負わず話ができて、楽しかったなあと思う。

 


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お互いに夜は友人との忘年会があるため、門前仲町駅の前で解散。「今日はありがとうございました、楽しかったです」と伝えると「また今度どこか行きましょう」と返された。社交辞令かなと考えながら、銀座のスペイン料理屋へ向かう。

 

忘年会が終わり、今度は高校の友人の家へ向かった。この日に泊まりに行く約束を先月からしていたのだ。まさか年の瀬の一日にトリプルでイベントが入るなんて思ってもみなかった。

 

 

わたしのiPhoneは、22時45分以降になるとLINEやその他の通知がされないよう設定してある。たまたま1時過ぎにロックを解除すると、今日会った人から0時51分と52分に「もしよかったら」と次回のやんわりとしたお誘いと、「もしよかったら」と門前仲町の略し方の正解についてのやんわりとした催促が来ていた。

 

横でゴロゴロする友人に「もうこの人でいいや」と言って寝て、翌朝、友人が用意してくれた朝食を食べながら「この人がいいや」と言った。我ながらわたしのチョロさは健在だなと思う。

 

 

 

 

佐藤千亜紀 - Lovin'You